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レッジョの聖プロスペロ司教                           記念日 6月25日






 イタリアのレッジョ・ネル・エミリア市を訪れる人々は、その市の最も有名な聖人のプロスペロ司教が大きなカテドラルで記念されておらず、市場の広場に建てられた小さな教会でひそかに記念されているのを見て驚くであろう。しかし、こういうことは、謙遜な聖プロスペロを悩ませることはない、彼は466年に亡くなったが、自分の栄誉に関しては何もかまわない人だったので、レッジョ市の城壁の外に教会を建て、自分の遺骸は、そこに埋めるように指図した。しかしレッジョ市民達はプロスペロを守護の聖人として現在の場所に移した。プロスペロは22年間司教として信者達を治め、神の中における彼等の父として、深く尊敬されたのであった。

 金持ちの青年がイエズスに「永遠の命を得るには、どんな善いことをすればよいのでしょうか」と尋ねた時、イエズスは「持ち物をみな売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば天に宝を積むことになる。それからわたしに従いなさい」と答えられた。イエズスの真の弟子であったプロスペロは、この命令を文字通りにとって、自分の全財産を施したのであった。